Feb 18, 2008

Our Favorite Things

Jan2007_1 言うまでもなく、『My Favorite Things』は『サウンド・オブ・ミュージック』の曲です。昔は浩子が歌っているのを聴いて私が覚えてしまうほど、我が家では、『オペラ座の怪人』(『Angel of Music』)が流行っていましたが、最近は二人ともミュージカルはやや苦手です。もともと、歌になった英語は分かりにくいのですが、『シカゴ』を映画で観て、この複雑な話をミュージカルの舞台で自分が理解するには無理があったことに、また、『シカゴ』のミュージカルで、かつてなく爆睡してしまったのもいたしかたなかったことに気付きました。もちろん生で観る舞台は圧倒的ですが、ストーリーが分からないと何時間もはついていけなくなります。舞台の上だけでは、牢屋の中なのか、外なのか、誰がどこにいるのかも、よく分かりませんでした。(その点、オペラは、もともとほとんどの人にとって外国語で、字幕つきで、話もはるかに単純です。)でも、『レント』は終わってしまう前に観に行かなければ。

友人に薦められた、マーク・マーフィー(Mark Murphy)のこのアルバムの『My Favorite Things』は、ジュリー・アンドリュースとはまたまったく違って、いい感じです。何度も聴くとこの軽快なループが耳から離れなくなりますが、よくよく聴いてみると、歌詞は『犬に噛まれても、蜂に刺されても~、お気に入りを思い出せばどうってことない~』となっていて、いくらなんでも、それは無理があるのではないかと思っています。

4年以上前、ホームページに書いた、このコーナー開設の辞、Our Favorite Thingsを、再録させていただきます。

OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO

小さい頃から、面白かったものを熱心に人に薦める傾向があったが、分厚い本に対するハードルの高さと物事に対する興味は人それぞれ違うことを理解し、すぐに人に本を薦めるのはいいものではない、と考えるようになってからは、尋ねられない限り、執拗なセールスマンのように本を薦めることはなくなった(と思う)。

その代わり、妹には気兼ねなく勝手に本や映画を薦めていた。もちろんその後の選択は浩子次第である。しかし、最近になって判明したことだが、私以外のソースを含めそうやって必読の書、必見の映画が積み上がっていくのは妹にとって大きなプレッシャーだったらしく、本の途中で挫折していたのに「クリスマスキャロルには感動した」などと嘘を吐かせる(嘘ではないにせよ)原因となっていたようで非常に反省している。

それはさておき、このコーナーではジャンルを問わず私達の一押し、お気に入りを紹介したいと思います。

 

(頭の中を流れる)BGMmy favorite things

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Dec 22, 2007

世界に告げよ

Hiroko01

(at 大田黒公園)

最近、浩子は東京にいないこともあり、自分に都合のいいときしか返事をよこさず、つれないです。浩子の名前の漢字は、『さんずいに告げる』、と説明しますが(浩子がどう説明しているか知りませんが)、そう自分で口にするたびに、『告げる』という言葉自体、浩子の名前を説明する以外に、いつ使っただろうか、と思います。でも、最近、昔は結構使っていたことを思い出しました。

最近、近所に二軒ある本屋(Barnes & Noble)のうちの一軒は、本屋だというのに、音楽がかかっていることに気付き、もうこっちには来ないぞ、と思いました。もしかして、BGMはクリスマス・シーズンだからなのかもしれませんが、よく聞いてみると、その音楽は私のお気に入りの讃美歌、『世界に告げよ』でした。その昔、音楽の授業で、これは黒人霊歌だからリズムが違うんだ、と教えられたのに、のんびりしたカントリー・ミュージック調で、最初はあの曲だとは分かりませんでした。「世界に告げよ、野を越え、山越え、」という歌詞の、野を越え、山越えは、ほぼ同じ意味の英語でしたが、「世界に告げよ」は”Go tell it on the mountain”と、「山に登りて告げよ」で、物凄い発見をした気になりました。また、驚くことに、(歌詞をよく考えれば一目瞭然だったのに)クリスマス・ソングだったということにはじめて気付きました。かなり有名な曲らしく、シナトラ、サイモン&ガーファンクルをはじめ、多くの歌手がカバーしているようです。

学校に通っていた頃、朝は815分からの礼拝で始まり、その日の讃美歌を(だいたい隣の人に讃美歌集を見せてもらって)歌うのですが、週に二、三回はホームルームでの礼拝があり、自分の当番のときは、15分間、話をしなければならないと同時に、自分で讃美歌を選ぶことができるのです。この選曲には、学年全体でかなり流行り廃りがありましたが、自分はかなりの割合で『世界に告げよ』を選んでいたように思います。それも、季節を無視して一年を通じて歌っていたことに、気付きました。音楽の先生の教えだからというわけではありませんが、『世界に告げよ』は、ほかの曲とはまったくノリが違ったのでした。また、突然、「世界に告げよ!」から始まり、目の前に風景が広がるようなスケール感も、インパクトがありました。今になって、これが最初から、”Go tell it on the mountain”で、山に登るところから始まるのだったら、どう違っていたか、思い巡らしているところです。(ボールドウィンの本のタイトルと『世界に告げよ』のつながりにも、まったく気付いていませんでした。)

 

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